メルマガ139

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「森の駅発」メルマガ NO.139

2021 March


森の駅推進協議会は、新型コロナ感染症の撲滅と皆様のご健康を願っています。

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C・O・N・T・E・N・T・S
特集「東京で3番目に広く人口が最も少ない歴史の森=檜原村」編集部
山小屋通信「早春に咲く黄色い花」大森 明
当会製品案内「新時代の、国産木材・防災ルーム」市川皓一

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「東京で3番目に広く人口が最も少ない歴史の森=檜原村」

 すでにご存知の方もおられるわけですが、400年続く檜原(ひのはら)村の森を、
子孫へ繋ぐために守って来られた高齢者の方々の新聞記事(朝日・今月11日)を、
桜井尚武先生より送って頂き檜原村について改めて調べてみました(編集部)。

 一昨年スタートした隔月の野外勉強会は、昨年来の新型コロナ感染拡大防止で現在活動
を停止していますが、毎回講師をして下さる桜井先生から、次回の訪問先に実は檜原村を
ご提案頂いておりました。予習を兼ね皆様と情報共有できる良い機会だと思いますので、
野外勉強会再開の折には読者の皆様のご参加をお待ちしております。

 檜原村には「東京に残された唯一の村」という印象的なキャッチフレーズがあります。
正確には、「島嶼部(伊豆・小笠原諸島)を除く本州内で東京唯一の村」となりますが、
東京都の市区町村で奥多摩町、八王子市に次ぐ3番目に広い面積です。一方人口は島嶼部
と比べても少なく、2019年2月1日時点の推定人口では2,000人を切っています。山に囲
まれ産業は昔から林業中心。新聞に紹介された田中家の様に江戸時代から十七代続く旧家
も存在しますが、終戦直後植林が盛んになり人口が6,000人に増えた時代や、その後貿易
の自由化で安い外材に押されて衰退した時代の両方を体験。激変の時代を乗り越えた高齢
者の方々の努力により、今は新しく企業誘致が進んでいると記事は伝えています。
 また、かつて当会の市民フォーラム(西村幹事担当)で講演をした「東京の森づくり」
の新しい組織「東京チェンソーズ」も、檜原村をホームベースにする若い人たちでした
(http://tokyo-chainsaws.jp 東京都西多摩郡檜原村654番地)。

 現在は針葉樹と広葉樹の林業以外に、ジャガイモやコンニャク芋などの農業も進み、
木工・手芸品と共に、コンニャク、豆腐、おやき、漬物などが観光土産に育っています。
 有名な観光スポットは、北秋川渓谷に日本二百名山に入る古くからの山岳信仰の対象、
「大岳山」と、日本の滝百選に入る「払沢の滝」で、「払沢の滝」は毎年8月に滝祭りが
あり、滝が結氷する年には冬も観光客が訪れます。パワースポットと呼ばれる近くにある
高さ約100m 幅約140mの岩壁の「神戸岩」は東京都指定天然記念物です。また豊臣秀吉
の関東攻めで落城したと伝わる檜原城址(東京都指定史跡)は、城址までの山道に13体
の大仏や観音像が樹間から現れます。さらに山奥の南秋川渓谷は南朝や武田氏落武者の里
と言われ、日本秘湯を守る会登録の「蛇の湯温泉」があります。

 電車で向かう場合、東京発JR中央線で立川へ(約50分)、立川でJR五日市線に乗換え
武蔵五日市へ約40分、駅前から西東京バスに乗り、約20分で檜原村の入口に着きます。

土日祝日は、新宿発、武蔵五日市行き「ホリデー快速あきがわ」利用(約60分)が便利。
車の場合は、中央高速「八王子インター」から滝山街道経由で約24km(45分)ですが、
帰途で都心方面へ向かうには談合坂SA~小仏トンネル付近で渋滞に巻き込まれる怖れが
あり、圏央道あきる野インターから甲武トンネル経由の方が近い時もあるそうです。

参考:じゃらん檜原村の観光スポット(https://www.jalan.net/kankou/cit_133070000/)、檜原村観光
協会(https://hinohara-kankou.jp)、檜原村 - Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/檜原村)ほか
□文責:編集部・戸田

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山小屋通信 「早春に咲く黄色い花」 大森 明

3月上旬、新宿のビル街で枝に黄色い細かな花をたくさんつけた樹木を見つけた。
森の駅推進協議会で森や植物を勉強した成果で、すぐにマンサクの花だとわかった。
マンサクの木は春に他の植物が花を咲かせる前に「まず咲く」→「マンサク」、
というのを妙に明確に記憶していた。
それにしてもコンクリートと金属類に囲まれたビル街は季節感が希薄に思えるが、
その中で黄色の花をたくさんつけて春の訪れを目一杯アピールしているようだ。
異常気象や環境汚染に負けず、毎年花を咲かせてほしい。

数日後、今度は信州の山小屋開き(内容は給水管修理・布団干し・掃除)に行った折に、
山の麓で黄色い花を咲かせているフクジュソウを見つけた。
現地はまだ水道管が凍結する寒さなのだが、
地面の枯草や落葉の間からピョコピョコと茎を数センチ伸ばして、
黄色い花を咲かせているのを発見すると、「春だなあ」と思う。
周囲はまだ芽吹き前なので、枯野に咲くフクジュソウの花は眼の悪い当方でも
すぐに見つけられるくらい目立つが、毒草なので鹿の食害を免れているのだろうか。
周辺には鹿の落し物(糞)がたくさんある。

新型ウイルス禍で以前より気を使いながら出歩くせいか、何だかもうひとつ楽しくない。
そんな時に新宿のビル街と信州の山奥で春の訪れを告げる黄色い花をみつけて、
少し元気をもらった。

□写真・文章:大森氏

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当会製品案内「新時代の、国産木材・防災ルーム」市川皓一(編集部取材)

「リモートワークの抗菌書斎が、万一の時には防災シェルターへ」
新型コロナウイルス感染対策で、リモートワークと在宅勤務が広がる昨今、
自宅のワークスペースを、いざという時の堅牢で快適な防災シェルターとする提案です。
当会・住宅研究グループが開発した防災シェルター「命守」は、
日頃は書斎として使用し、震災時にはそのまま避難できる独立空間になります。

耐震強度は、阪神・淡路大震災級の強震を連続4回繰り返す公的実験を一発通過し、
全国自治体補助助成金制度の対象に認定されるなど、数々の公的機関が認めました。
無垢の杉をはじめヒノキや青ヒバなど国産材で造るので、樹精の抗菌性が心地よく、
心的ストレスが緩和、脳が活性化し集中力が増し記憶力が高まります(九大実験結果)。

設置に必要なスペースは約3.2帖。価格は加工済みの部材費が約80万円。
(森の駅推進協議会メンバーとメルマガを読まれた方のみの特別割引価格です)
お問い合わせ先:市川総合設計室<青ヒバの会>090-3229-5678 市川皓一

目的に合わせ様々な仕様
■扉の施錠等セキュリティ強化仕様 ■防音防振で遮音性を持たせた仕様
■トイレ、シャワー等配管施工&防水二重床で、水廻りを装備する仕様/自宅介護室等
■防水仕様の外壁・屋根部材と開口部ペアガラスで屋外仕様/ガーデンルーム等
■上記いづれも気密性が高まるので換気装備を設け、室内を静圧に保ちます。

防災健康シェルター「命守」の経緯
■ 平成29年度東京都市整備局が認定する、安価で信頼できる木造住宅の「耐震改修工法・装置」に認定。
■ 東京都内17区8市において、設置における助成金制度対象シェルター。
■ 全国自治体の建築指導課及び建築防災課から「命守」の補助助成に関して認定する旨の通知。
■ 東京都内における耐震キャンペーンにおいて三年連続出展。
■ 東京国際展示場(ビックサイト)のリフォーム展に二年連続出展。
■ 令和1年8月9日特許庁においてシェルターの意匠登録(第1640335号)

■商品名の『命守』は防災に特化した命名です。販売協力店の要請があれば、『リモートシェルター』
『ワークキャビン』『森のシェルター』等ご希望に沿ったネーミングも可能です。
■組立工程を映像化して動画にまとめ、スペースフレームの強度を見せる破壊実験も画像化しましたので、
DVDにまとめ、販売協力店に配布することも出来ます。

□写真・記事:編集部

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森の駅推進協議会では、日本の森林産業停滞の解決へ向け、森の駅発と称し、
下記の活動を行っています。あわせてご参照の上お役立て頂ければ幸いです。


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1「市民フォーラム」開催:
日本の森と日本の森が産み育てる国産木材、それを活かす健康な住環境をはじめ、
生活者の目線で市民の皆様の理解をすすめる講演会を広範囲な視点から企画開催。
内容や開催日など当メルマガ(下記3)でお知らせします。

2「健康住宅/森の駅発」の活動:
日本の森を元気にする!住む人を元気にする!住まいづくりのため集まった
プロ集団が「森に愛される家」を普及します。イベント情報もお届けします。
https://moriniaisareruie.jimdofree.com/

3「メールマガジン/「森の駅発」メルマガ」発行:
フォーラムや研究会のお知らせを、原則として毎月1回発行しています。
このメールマガジンのお問合せはこちらまで:happysun9@gmail.com

4 メルマガ・バックナンバー:
「森の駅発」メルマガのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
http://www.morinoekihatsu.net/merumaga.html

5「フェイスブック」の発行:
「森の駅発」のフェイスブックでも発信しています。仲間を募集しています。
https://www.facebook.com/健康住宅森の駅発-110930398990272/

6「ホームページ」の掲載:
上記の実績や森の駅推進議会全般については、森の駅発のHPをご覧下さい。
http://www.morinoekihatsu.net/

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