メルマガ134

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「森の駅発」メルマガ NO.134 2020 October

 新型肺炎の感染に注意して健康な生活を保ちましょう。森の駅推進協議会一同

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C・O・N・T・E・N・T・S

★ 新しい時代に対応する国産木材活用製品【PR】
★ 樹木関連美術レポート「葛飾北斎/冨嶽三十六景・遠江山中」 戸田 吉彦
★ 山小屋通信「信州・秋の気配」 大森 明


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新しい時代に対応する国産木材活用製品
平時は抗菌リモートワークルーム・災害時は防災シェルター


新型コロナウイルス感染対策で、リモートワークと在宅勤務が全世界に広がりました。
この傾向は今までの働き方改革を促進し、そのまま定着すると言われます。
今後は、自宅内の限られたスペースを有効活用した、永続的なワークスペースの実現が、
快適で安全なライフスタイルの話題となるでしょう。

当会の住宅研究グループが開発した防災シェルター「命守」は、
日頃は書斎として使用し、震災時にはそのまま避難できる独立空間となります。
地震対策とリモートワークスペースの確保、ふたつの社会的課題に応える設計です。
耐震強度は、阪神・淡路大震災級の強震を連続4回繰り返す公的実験を一発通過し、
全国自治体補助助成金制度の対象に認定されるなど、数々の公的機関が認めました。

健康と情操面での特徴は、無垢の杉をはじめヒノキや青ヒバなど国産材で造るので、
樹精の抗菌性が心地よく、甘い香りで心的ストレスが緩和され、
脳が活性化され集中力が増し記憶力も高まることです(九大実験結果)。
スペースを有効活用し、安全で健康な在宅ワークを実現して下さい。

設置に必要なスペースは約3.2帖。価格は加工済みの部材費が約80万円。
(森の駅推進協議会メンバーとメルマガを読まれた方のみの特別割引価格です)
お問い合わせ先:市川総合設計室<青ヒバの会>090-3229-5678 市川皓一

目的に合わせ様々な仕様
■扉の施錠等セキュリティ強化仕様 ■防音防振で遮音性を持たせた仕様
■トイレ、シャワー等配管施工&防水二重床で、水廻りを装備する仕様/自宅介護室等
■防水仕様の外壁・屋根部材と開口部ペアガラスで屋外仕様/ガーデンルーム等
■上記いづれも気密性が高まるので換気装備を設け、室内を静圧に保ちます。
防災健康シェルター「命守」の経緯
■ 平成29年度東京都市整備局が認定する、安価で信頼できる木造住宅の「耐震改修工法・装置」に認定。
■ 東京都内17区8市において、設置における助成金制度対象シェルター。
■ 全国自治体の建築指導課及び建築防災課から「命守」の補助助成に関して認定する旨の通知。
■ 東京都内における耐震キャンペーンにおいて三年連続出展。
■ 東京国際展示場(ビックサイト)のリフォーム展に二年連続出展。
■ 令和1年8月9日特許庁においてシェルターの意匠登録(第1640335号)

■商品名の『命守』は防災に特化した命名です。販売協力店の要請があれば、『リモートシェルター』
『ワークキャビン』『森のシェルター』等ご希望に沿ったネーミングも可能です。
■組立工程を映像化して動画にまとめ、スペースフレームの強度を見せる破壊実験も画像化しましたので、
DVDにまとめ、販売協力店に配布することも出来ます。
                               □写真・記事:編集部

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樹木関連美術レポート「葛飾北斎/冨嶽三十六景・遠江山中」 戸田 吉彦


「葛飾北斎/冨嶽三十六景・遠江山中」画像はメトロポリタン美術館蔵 パブリック・ドメイン

今月31日は、葛飾北斎の誕生日です(宝暦10年9月23日・1760年10月31日生まれ)。
今年が生誕260年にもあたりますので、再度「冨嶽三十六景」から作品紹介を致します。

「遠江山中」は力強い対角線構図で、昔からファンの多い作品です。
その一方、焚き火の番をする少年以外は、誰も富士山を見ていないと言われます。
しかしここで生まれ育った人には風景の一部ですから、いちいち見たりはしません。
それより山で働く者には、変わりやすい天気の方が一大事、遠く聞こえた雷の音!
鋸を引く男は手を止め、父に弁当を届けに来た娘は彼方を指すスナップショットです。

今の静岡県の一部となる遠江国(とおとうみのくに)は
駿河国と三河国に挟まれ遠州とも呼ばれた大井川西岸の地です。
昔の大井川は今より東を流れ、現在は焼津市の旧大井川町も明治初期までは
遠江国榛原郡(はいばらのこほり)と言い、東海道の榛原郡金谷宿から
掛川、浜松を経て白須賀宿(静岡県湖西市)までが遠江国でした。
北は大井川と天竜川の上流域で山の中、一部は今の長野県です。

江戸時代に植林が始まり、北斎の頃には関東圏最大の木材供給地となります。
伐採した木は現地で板材にし、舟に載せて川を下り、江戸へ運びました。
隅田川の東へ拡大する江戸の住宅建材を供給する木材店が集まる本所立川(竪川)。
その近くで生まれ育った北斎は、江戸の木が遠州の山奥から来たと知っていた筈です。

今やここの天竜杉とヒノキは、奈良の吉野杉やヒノキ、三重の尾鷲ヒノキと並ぶ
日本三大人工美林のひとつと言われるまでになりました。

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山小屋通信 「信州・秋の気配」 大森 明

ここ数年、古材や端材で木製額縁を作っているが、
材料の古材在庫が無くなったので材料調達を兼ねて信州の山小屋に向かった。
いざ山小屋に着いてみると紅葉前(10月前半)だが落葉と枯枝が数cm積もっている。
草や木の実は鹿や猿に食べられてしまうが、落葉や枯枝は美味しくないのだろう。

積もった落葉や枯枝を前にして、当方の体の「山小屋管理人スイッチ」が入り、
額縁材料調達を後回しにして山小屋周辺の落葉・枯枝の片付けを開始した。

山小屋があるあたりは標高1000m以上あるのだが、
モミジ、コナラ、カラマツなどの落葉樹の葉はまだ緑色が多く、あまり落ちていない。
葉が黄色や茶色になっている、シラカバ、ヤマグワ、
ヤマハンノキなどの葉が多く落ちている。

小屋周りや道路の落葉や枯枝を熊手でかき集めただけで、
たぶん軽トラックの荷台に積めば山盛りになるくらいの分量になった。
紅葉が終わる11月頃には更にこの数倍は積もるので、
何度も同じ作業を繰り返すことになるが、
落葉の心地よい香りをかぎながらの作業は山の秋を感じられて楽しい。
さらにこの作業をすると、体力・気力の落ち具合がわかるので健康管理上も有益だ。

こうして集めた落葉や枯枝のほとんどは、
所定の場所に集積させてやがて腐葉土になるのだが、
少しだけ焼き芋つくりに利用することにしている。
うまく焼けた時はガスレンジやオーブンで作ったものより格段に美味しい。
これも山小屋の秋の楽しみだ。

今回も山小屋でカサカサという落葉の降り積もる音を聴きながら焼き芋をつくり、
空や森を眺めて秋の気配を感じ、気分を解放できた。
解放されたおかげで額縁用の古材調達を忘れて下山してしまった。

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 森の駅推進協議会では、日本の森林産業停滞の解決へ向け、森の駅発と称し、
 下記の活動を行っています。あわせてご参照の上お役立て頂ければ幸いです。

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1「市民フォーラム」開催:
日本の森と日本の森が産み育てる国産木材、それを活かす健康な住環境をはじめ、
生活者の目線で市民の皆様の理解をすすめる講演会を広範囲な視点から企画開催。
内容や開催日など当メルマガ(下記3)でお知らせします。

2「健康住宅/森の駅発」の活動:
日本の森を元気にする!住む人を元気にする!住まいづくりのため集まったプロ
集団が「森に愛される家」を普及します。イベント情報もお届けします。
       https://moriniaisareruie.jimdofree.com/

3「メールマガジン/「森の駅発」メルマガ」発行:
フォーラムや研究会のお知らせを、原則として毎月1回発行しています。
このメールマガジンのお問合せはこちらまで:happysun9@gmail.com

4 メルマガ・バックナンバー:
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上記の実績や森の駅推進議会全般については、森の駅発のHPをご覧下さい。
       http://www.morinoekihatsu.net/

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