メルマガ114

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「森の駅発」メルマガ NO.114      2019 February

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★ シリーズ「想いを形に」No.22 岡本 守生
  「家の格は、電化や利便性ではなく、室内空間の環境で決まる」
★ 森の駅推進協議会・健康住宅研究会 市川 皓一
  「耐震健康シェルターを住宅内に!」
★ 新・連載エッセイ/山小屋通信 大森 明
  「雑木林で描く」
★ 森の駅推進協議会 新年会報告 戸田 吉彦

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★シリーズ「想いを形に」No.22 岡本 守生
  「家の格は、電化や利便性ではなく、
 室内空間の環境で決まる」

衣食住の自然への回帰は、衣食では、素晴らしいものがあります。
食では、有機栽培の穀物や野菜果物が出回り、
衣では、頑固に自然の繊維に固執する多くの生活者がおります。
日本の食が世界文化遺産になり、自然繊維の親戚の日本の和紙が、
同様に、世界文化遺産になり、培った日本の文化が、次第に認められているようです。

然し、住まいの分野では、自然への回帰に関する記事は
全くと言ってよいほどありません。
伝統的な建物のその良さを啓発しても、反応はいまいち、まだまだ夜明け前です。
また、排気ガスや空からの汚染物質のように外での環境には目くじらを立てる
環境ウオッチャーも、案外、室内空間の環境には寛大なようです。

家を建てる際に、先ず、その基本の色々なコンセプトに基づいてデザインを考えます。
一生に一度か二度のことですから、人生のデザインを考えるようなものです。
然し、ここで既に他人任せになっていませんか。
自らのコンセプトを確り伝え、その上で任せるべきでしょう。
家をつくるから家を買う時代になり、無理もないことですが、
大枚を払うのですから、ここで、踏ん張るべきです。

先ず、工務店や建築事務所から示されるこれまでの主なるコンセプトは、多分、
1 恰好の良いデザイン
2 効率と利便性
3 電化に依る快適な生活 等でしょう。

その為に、
1 健康で、住むほどに価値の増す百年住宅からは、ほど遠く、
2 築後26、27 年で建替えになり、リサイクルやリユースの出来ないものが殆んど、
  の家になってしまいます。この段階で、最も大切な健康の視点を既に失っています。

健全なる精神は、健全なる身体に宿ると言われますが、
健全なる心身は健全なる住まいに宿る、ことを忘れています。
更に、環境時代に入るころ、既存の生産工学に対して
還元工学と言う工学が唱えられましたが、
住宅産業にはこうした概念は全くないようです。

そうしたことを、提案者も忘れているからです。いや、念頭にないのでしょう。
そこで、提案されたそうしたコンセプトの空間は会社にいる時、外にある時だけで結構、
自分の家にいる時こそゆっくりとした、自然と共生した、しかも健康な空間でありたい、
更に、予算の関係で建坪を減らしても、との願いを明確にしましょう。

1 自然の移り変わりがあるが、その土地の風土に合った素材とデザインを尊重する
2 先ず、生きている木材を健康素材として活かし、健康(元気)を貰う

新築の家に入居した途端、急速に価額が下がるような、
チャラチャラした暫く住めればよい住宅から、
孫も住みたいと云うような、健康のオーラを発している住まいのコンセプトになります。
自然な衣食と同様に、自然に活かされる住まいです。
何となく風格のある、品格のある長期の住まいのようですが、如何ですか。

…次号へ続く

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★ 森の駅推進協議会・健康住宅研究会 市川 皓一
 「寝ている間も命を守る耐震健康シェルター」

すでにご存知の方、ご覧になった方も多いと思いますが、

「東京都主催の耐震キャンペーン」では、私たちが研究完成した耐震シェルター、
「命守」が、何度も紹介されてきました。また、
「東京都耐震ポータルサイト」でも安価で信頼できる耐震構造木造住宅として、
「耐震改修工法・装置」の中で推奨されています。

地震はいつ来るか分かりません。是非ご覧になってご検討下さい。

耐震健康シェルター「命守」は、生活空間である屋内に設置するタイプ。
主屋が外からの力で潰されても、安全な空間を維持する堅牢さが特徴です。
寝ている間に大地震が起きても、寝室がシェルターなら安心です。

「耐震健康シェルター・命守の耐震性」は、公的機関の試験で立証済みです。
「標準装備で延焼時の耐炎・煙害防止」は、地震二次災害への万全な対策です。
「生活したまま3 日で完成の短い工期」は、引越の必要なく経済的で好評です。
木造家屋密集エリアへ早く普及したい願いから「直販低価格」を実現しました。

耐震健康シェルター『命守(いのちもり)』の特徴
❶ 『耐震性』能公的機関耐震実験済み。強固な木造モノコック構造。
❷ 『耐炎構造』耐火ボードで外装包囲、地震後に発生する火災から延焼防止。
❸ 『煙害対策』床下給気ファンを標準装備、火災時の煙害にも安心。
❹ 『低価格』150 万円(組立費込)。低価格で高機能・高品質シェルターを実現。
❺ 『短工期』工事期間3 日。 短期間の工事で引越しの必要がなく合理的。
❻ 『純国産』日本の森を守る総国産材。林業に利益還元、国土を守ります。
❼ 『健康』低温乾燥木材を使用。樹木本来の調湿機能と抗菌防虫で健康に。
❽ 『匠の技』鹿沼職人の伝統技術。仕上がり美しく信頼出来る日本の匠。
❾ 『住宅内』現有戸建住宅内にインセット。寝ている間の地震にも安心。

住宅内に設置したモデルルームで「リアルに体感」できます。

■ お問合せと、見学のお申し込みは「木っず」(鹿沼健康住宅推進協議会)へ。
  (電話)0289-77-5810(メール)kkz@mr-woodman.co.jp
■ 住所:住宅内設置モデルルーム/旧渡辺邸 東京都荒川区東尾久6-52‒11
■ 交通:都電荒川線・JR 日暮里舎人ライナー熊野前の両駅から徒歩2 分です。
■ 商品詳細は「命守」と入力しパソコン、スマホで検索できます。
   http://www.moriniaisareruie.com/taishin.html
                       〈巻末に「命守モデルルーム」の写真があります。ぜひご覧ください。〉

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★新・連載エッセイ/山小屋通信 大森 明
 「雑木林で描く」

近所に雑木林がある。
中に遊歩道があるので、ジョギングに、散歩に、
そしてスケッチに、頻繁に林の中に入る。
林内は静かで風も心地よく、土や落葉の遊歩道は、
古傷のある膝や腰への負荷がアスファルト道路より少ない気がする。

呼吸も深くなるようだ。
そのおかげか最近、整形外科と呼吸器科にお世話になることが殆ど無い。
以前は、毎年のように医療費控除で、
所得税の還付申告をしていた我家の医療費削減にも、
雑木林は大いに寄与してくれているのかもしれない。

先日、そのありがたい遊歩道(複数のルートがある)のうち、
あまり行かないルートにスケッチポイントを探しに行き、うれしい発見があった。
何と木々の間から富士山が見えている(ここは神奈川県川崎市北部)。
林内の急斜面に生えている木々の間から市街地が広がっているのだが、
その向こうに遙か丹沢の山々が見え、丹沢の山々の上に富士山が顔を出している。

この一帯は落葉樹(コナラ、クヌギ、イヌシデ等)が多いので、
冬から春までは木々の間から富士山が見えて、
葉が繁る頃には見えなくなる「期間限定サービス」なのかもしれない。
さっそくスケッチブックを開いて描いてみた。
今年の初スケッチが富士山とは春から縁起がよい。
絵の出来はイマイチだったが。
〈巻末に筆者の写真がありますので、ぜひご覧下さい。〉                   …次号へ続く

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★報告 戸田 吉彦
 「森の駅推進協議会 新年会」

2月も後半にかかる大安の木曜日、市ヶ谷にて桜井副代表を囲み新年会を開催しました。
席上、市川氏からは健康住宅研究会が「命守」に続き鹿沼健康住宅推進会から販売する、
床上据置型シェルターを含む木工家具商品群「木っずルーム」、「木っずリフォーム」、
「木っずシェルター」をひとつにしたブランド名「もりあそび」が紹介され、
相模湖を拠点に活躍する小林氏からは「森のようちえん」構想が披露、各人が各地での、
活発な活動報告に花が咲きました。読者・会員の皆様、今年も宜しくお願い致します。

 〈巻末に写真がありますのでご覧下さい。〉

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森の駅推進協議会では、日本の森林産業停滞の解決へ向け、森の駅発と称し、
下記の活動を行っています。あわせてご参照の上お役立て頂ければ幸いです。

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1「市民フォーラム」開催:
日本の森と日本の森が産み育てる国産木材、それを活かす健康な住環境をはじめ、
生活者の目線で市民の皆様の理解をすすめる講演会を広範囲な視点から企画開催。
内容や開催日など当メルマガ(下記3)でお知らせします。

2「健康住宅/森の駅発」の活動:
日本の森を元気にする!住む人を元気にする!住まいづくりのため集まったプロ
集団が「森に愛される家」を普及します。イベント情報もお届けします。
        http://www.moriniaisareruie.com/

3「メールマガジン/「森の駅発」メルマガ」発行:
フォーラムや研究会のお知らせを、原則として毎月1回発行しています。
このメールマガジンのお問合せはこちらまで:happysun9@gmail.com

4「フェイスブック」の発行:
森の駅発のフェイスブックでも発信しています。仲間を募集しています。
        https://www.facebook.com/健康住宅森の駅発-110930398990272/

5 ホームページの掲載:
上記の実績や森の駅推進議会全般については、森の駅発のHPをご覧下さい。
        http://www.morinoekihatsu.net/
○● メールアドレスの変更、メルマガの解除はこちらまで。
        happysun9@gmail.com

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写真上:耐震健康シェルター「命守」入口より内部を見る
写真中:大森氏スケッチ「遠望富士2019」
写真下:新年会2019 上/奥から桜井、岡本、市川、下/手前より小林、西村(鹿沼)、上坂、大森
(敬称略 撮影:戸田)