メルマガ1

森の力が衰えると
水も空気も悪くなり
洪水や土砂崩れが起きやすくなり
海の生き物の元気もなくなって少なくなるんですって・・・。
その理由はなぜでしょう・・・?

答えは メルマガの最後にあるアドレスをクリックしてみてくださいね。

西洋ミツバチは スズメバチに弱いけれど
日本ミツバチは スズメバチから 身を守る手段を知っている 強いミツバチ。
それなのに、数年前から激減しています。
詳しいことはこのメルマガNo1を読んでみてください。☆彡

「日本の森を守りたい」をテーマに
様々な取り組みを始めました。

○●○これまでの活動のご報告です。●○●

☆彡市民フォーラム活動から
1)明治神宮鎮座九十周年記念の昨年の11月20日に、
「神宮の杜探索会」を開催。七十余名のご参加をいただきました。

都会にある人工森だけど、立派な天然の森みたいでした。
その理由は主に
照葉樹(タブノキ、シイ、カシ、ヤブツバキなどの常緑広葉樹)が植えられたこと。
全国から心ある有志からたくさんの献木が寄せられたことなど・・・。

そのほか、興味深いお話をいろいろ
明治神宮の杜(もり)を管理している沖沢幸二主幹に
直接教えていただきました。

参加者の多くの方々から、「参加してよかった」「また参加してみたい」と
多くの声をいただきました。

2)今年の5月14日には、通称「目黒の森」、
天然記念物の「国立博物館附属自然教育園」を散策。
約50余名のご参加をいただきました。

都会に稀有な自然林が残っていた理由は・・・
この目黒の森は、五百年前、この地の豪族
白金氏の館のあった場所でしたが、
その後、高松松平藩の下屋敷、明治時代は軍の火薬庫、
大正時代は白金御領地と引き継がれ、
人びとが立入ることが出来なかったために
奇跡的に自然の森として残ったのです。
90年前に各県からの献木でつくられた明治神宮の杜と対極的でした

園内は6万坪の広さ。
矢野名誉研究員や登録ボランティアの方々の説明を聞きながら
珍しい種類の鳥の声に耳を澄ませながら
木々の生態と森の変遷を知ったり
楽しく探索することが出来ました。

武蔵野植物園、水性植物園等などもあり四季を彩っています。
ちょうど、アヤメが咲いていました。
花菖蒲やカキツバタの違いや見つけ方等についても教えていただきました。

探索後は講堂で、目からウロコのお話にドキドキ
森の仲間である昆虫について、
東京都立大学名誉教授で理学博士の石川良輔先生からご講話をお聞きいたしました。

特に、昨今、世界中で減少しているミツバチについて・・・※
実際にフィールド調査を各地で行なっている石川先生は
ここ数年、すべての野生のミツバチが減っていることを実感しているそうです。

また、有名なキャベツの産地にはモンシロチョウが一匹も飛んでいないそう。

それらの減少の原因ははっきりと解明されている訳ではありませんが
国内で使われている農薬の影響?(ゴルフ場?農産地?公園?)
中国大陸から殺虫剤が流れてくる?
いずれにしても、今後 実らない果実や種が増えるのではないか、とのことでした。

もっと時間があったら
森林と様々な昆虫のかかわり大切さや、
森林再生に必要な森と人のつながりの大切さ等についてのお話もお聞きできたのですが、
今回は時間切れになりました。アンケートでももっと話が聞きたいとの声が高まりました。

市民フォーラムは、このように、都内の森を知ることから始めていますが、
探索会の後にいただいたアンケート等を参考に、次の市民フォーラムの会を協議しています。
近隣の森林を訪ね、森の荒廃の現実を直視する機会をつくることも企画中です。

そして、そうした森の荒廃を救うには、
《私たちは今何が出来るか、何をしなければならないか》
を皆で考えたい、と思っています。


※ここで、石川先生も指摘されているミツバチのいなくなっている理由について、もう少し
ダニ説、病気説、農薬説(ネオニコチノイド系)、遺伝子組み換え影響説など
いろいろあります。 特に気になるのは農薬説。
ネオニコチノイド系農薬は、「新しいニコチンの様な農薬」という意味ですが、
家庭でも気軽に使われているもの。
アリの巣殺しとか・・・蜜味とかあるやつです。
ちなみにフランスでは、ネオニコチノイド系殺虫剤「フィプロニル」や「ゴーショ」の使用や発売が禁止に。
オランダもベルギーも禁止になっていますが
国内では、様々なネオニコチノイド系農薬がいろいろな農産物に使われ、
農薬がその農産物に残留してもよい基準値も、とても緩くなっています。
たとえば、
「クロチアニジン」という農薬の残留農薬基準値(暫定)は、
茶50ppm、ニラ15ppm、みかんの果皮10ppm

同じくネオニコチノイド系農薬のジノテフラン(モスピラン)の残留農薬基準値例(暫定)は、
茶25ppm、シュンギク20ppm、ホウレンソウ15ppm、チンゲンサイ10ppm、
黄桃(チェリーを含む)10ppm、ブドウ10ppm、ミカンの果10ppm等々とかなり緩くなっています。

とにかく・・・
ミツバチがいなくなると 花の受粉が出来なくなり、実(種)が実らなくなる。
種が実らなくなると、農産物が収穫できなくなります。子孫が残せなくなります。

特に日本ミツバチのように、在来種がいなくなると。
森の木の実も実らなくなり
すると、野生動物は生きられなくなり
森はますます元気がなくなり
やがて国土は荒廃し
人間が生きられる環境は少なくなり、
すべてが悪化するでしょう

ところで、輸入の木材にもたくさんの農薬や薬品が使われています。
森の駅推進協議会では 安全な国産材による住宅づくりと住育を提案しています。

日本の国土の68%が森林です。
私たちは森の国に生きています。

○●○森の駅発 定例会のお知らせ○●○
1 月日時:平成23年8月5日(金曜日)18:30-21:00
2 場 所:「サロン集」 (西新橋二丁目13-6 tel 03-3504-2387)
3 講 師:桜井尚武様(日本大学教授)
4 話 題:「森林ボランティアとNPOの活動について」
5 会 費:3000円