木の学校を広めよう!

木の学校には、コンクリートの学校と比べて大きな教育的効果があることが明らかになっています。
母親の多くは子どもを木の学校に通わせたいと思うはずです。
ならば、木の学校を全国に広めようではありませんか。

しかし、新築で木の学校を建てるのはめったにない話です。
子どもたちが通うすべての学校が木の学校となるためには、簡単なリフォーム工事によって実現できるものでなければなりません。

構造がコンクリートでも、見た目には「木の学校」といえるのは、教室の床・壁・天井の30%以上に木を使用した場合だそうです。
そうすると、目にやさしく、暖かで自然な雰囲気が醸し出されるからです。

視覚特性だけでなく、触覚的特性からもあたたかい、べとつき感が無いといったことから、木は自然で快適な材料と評価されています。
血圧や生理反応からも実際に木に触れると安らぎを得ていることが明らかにされています。
また、転倒しても大事にいたらない安全性がありますし、コンクリートに比べて暖房効果が高いという点もあります。
聴覚特性では、コンクリートに比べて耳障りな残響音が少ないといえます。
嗅覚特性としては、木の香りは気持ちを静め、気分を爽快にさせる傾向があることが、実験の結果からも明らかにされています。
木材は湿気の多いときには空気中の水分を吸着するので、梅雨時でもすごしやすく、湿度を保つ効果があることから、冬にはインフルエンザによる学級閉鎖率が低く、インフルエンザの蔓延が抑制される傾向が見られます。

森の駅発では教室の床と腰壁に木を使用することを提案します。
それによって、コンクリートの校舎であっても、木の学校と呼べる木質空間を作ることが十分に可能だからです。

森の駅発では森林再生パネルを認証しており、この接着剤を一切使わない自然材はコスト的にも安く、コンクリートの壁の上に貼りつける簡単な工事で、木の学校を実現することができる、まさに優れ物です。せっかく木を使っても、接着剤などのにおい成分によってシックハウスやアレルギーの原因となることは絶対に避けなければなりません。

全国に学校の数は非常に多く、すべての学校が「木の学校」になるなら、木を大量に消費することができ、日本の森を元気にすることができるのではないかと私たちは考えています。